スレート屋根の修理は即必要!把握すべき5ポイント徹底解説!

スレート屋根の修理は即必要!把握すべき5ポイント徹底解説!

早速ですが、スレート屋根は、ヒビ割れや欠け、割れやすいのが難点な屋根材料です。不具合を見つけたら、すぐに修理をしなければいけません。そのまま放置していて補修をしない場合、雨漏りが発生してしまい、多くの費用がかかるリフォームとなります。

そこで今回は、スレート屋根の修理はなぜすぐに行わなければいけないのか、という点につき様々な視点から解説します。

目次

スレート屋根の修理方法と費用

スレート屋根の修理方法は、不具合の症状によって費用が変わります。スレート修理の種類やかかる費用を、以下にご紹介します。

ひび割れや欠けのようなスレート修理の場合

ひび割れや欠けのようなスレート修理

ちょっとした不具合の場合は、部分補修でスレート修理が可能です。軽微なひび割れや部分的なひび割れの場合は、部分補修でも問題ありません。 

接着剤やコーキングなどを使って、部分補修をします。

費用は、数万円程度です。部分補修の進行の状態や範囲、数により費用に差が発生します。足場などの仮設物が必要な場合の部分補修は、10万円以上かかる場合もあります。 

塗装での塗り替えのスレート修理の場合

塗装での塗り替えのスレート修理

屋根のクラックの幅が髪の毛のように細い場合は、スレート屋根に塗装をすることでクラックを埋めることができます。 なぜ塗装をすることで修繕になるのか、その理由はヘアークラックのような軽微なクラックは幅0.2㎜以下なので、塗料の粘度により膜を張ることが可能な幅なので、塗装で埋めることができます。

ひび割れや欠けなどの不具合の補修が必要な個所がある場合は、それらの部分の補修を行った後に塗装工事を行います。 

スレート屋根の塗装補修の費用相場は、40〜60万円ほどです。屋根の面積や傷み具合により費用に差が発生します。

葺き替えもしくはカバー工法でのスレート屋根修理の場合

葺き替えもしくはカバー工法でのスレート屋根修理

ひび割れや欠けなど、スレート屋根の状態が全体的に良くない場合、葺き替えやカバー工法(重ね葺き)を行います。なぜ補修ではなく葺き替えやカバー工法が必要となるのか、その理由は全体的に良くない部分が多くあるので、数多い部分補修をするよりは、葺き替えやカバー工法を行った方が、間違いのない修理となるからです。葺き替えやカバー工法を行うと、新しい屋根となるので、長年雨漏りなどの不具合が発生しない安心の屋根になります。

例えば、上記写真を例として考えると、割れている箇所の左上を確認すると緑のシートが見えます。こちらはルーフィングという屋根下地の材料であり、いわゆる防水紙です。雨漏りの最後の砦になります。

写真では、このルーフィングが暴露されており、紫外線などの外的刺激を直接受ける環境になっています。ルーフィングは紫外線に弱いので、だんだんとひび割れなどを起こしてしまい最終的には室内への雨の侵入を許してしまいます。

こういう場合は一部補修にしてしまうと後々に雨漏りを起こしてしまう可能性を孕んでいますので、カバー工法や葺き替えをご提案させて頂きます。

なお、費用に関しましては、葺き替えの場合は100万円からであり、カバー工法(重ね葺き)の場合は80万円からの費用相場となります。

スレート屋根の修理がすぐに必要な理由!

スレート屋根に不具合がある場合すぐに修理すべきことには、大きな理由があります。どのような理由があるのか、以下にご紹介します。

スレート屋根の修理はなぜすぐにすべきなのか

スレート屋根のヒビ割れや欠け、割れなどの不具合があるのに放置しておくと、スレート屋根の寿命が短くなります。 

スレート屋根材の寿命を長くし、1年でも多く使い続けるために、スレート屋根の修理は即すべきです。 

スレート屋根という材料は、割れや欠けなどの破損が発生しやすい屋根材料です。しかし、定期的にメンテナンスをしてお手入れをしていくことにより、20年以上も使い続けることができる、万能な屋根材です。 

不具合に対し即座に対処しないことにより、20年の寿命が15年、10年へと短くなるケースは少なくありません。 

割れや欠け、ヒビなどが発生しているのをそのまま放置することで、屋根下地や小屋裏、構造体など建物の様々な部分に雨などの水分が浸透してしまいます。腐食へ繋がって建物の耐震性や耐久性が低くなることにより、長く住むことが困難な建物へとなる場合があります。

スレート屋根を長く使い続けるために、そして長く住まいに住み続けることができるよう、スレート屋根の不具合はすぐさま修理することが大事となります。 

スレート屋根の修理のタイミング

スレート屋根の修理のタイミングは、以下の2つに分かれます。

・定期的メンテナンス

10年ごとに塗装や棟板金交換、葺き替えなどを行うことは、非常に大事な定期的メンテナンスです。

 ・スレート屋根に不具合を感じた場合

スレート屋根に不具合を感じた場合、少しの不具合でも見て見ぬふりをしてはいけません。少しでも不具合に思えたら、スレート屋根修理のタイミングです。

スレート屋根の修理はどんな症状があると即修理?

スレート屋根を即修理すべき症状は、以下が挙げられます。

スクロールできます
不具合の種類発生原因修理方法
ヒビの発生経年劣化、飛来物の衝突、太陽光工事などの際の工事内容による発生、踏み割れなど塗装、コーキングで埋めた後に塗装、張り替え
欠けの発生同上張り替え・鉄板などを差す
割れの発生同上張り替え・鉄板などを差す
剥がれの発生台風などの自然災害による張り替え
色あせの発生紫外線などによる張り替え・塗替え
コケやカビの繁殖経年劣化により屋根材の塗膜が剥がれ、雨をモロに受けてしまうことによる高圧洗浄にて洗浄し、取れない場合は張り替え
反りの発生経年劣化により屋根材の塗膜が剥がれ、雨をモロに受けてしまうことにより濡れたり乾燥したりを繰り返すことによってスルメみたいに反る張り替え
棟の不具合剥がれなどが多く、主に台風などの自然災害によるもの釘などの金物で留める、棟自体が使えない場合は取替
釘が抜けている個所経年劣化および台風などの自然災害による釘抜き、ビスに打ち換える
塗膜の剥がれ紫外線などによる剥がれている部分のみ塗装、全塗装
変色の発生紫外線などによる軽度の場合は変色している部分のみ塗装、重度な場合は全塗装

アスベストの含有ありなしで寿命が異なる

昔のスレート屋根には、アスベストという素材が含まれていました。

アスベストが含まれている物は良くないという印象があり、現在のスレート屋根にはアスベストは含まれておりません。

アスベストというのは、天然で作られた鉱物繊維です。昔の材料にアスベストが使われていたことには、理由があります。その理由は、アスベストを含んでいると材料が長持ちするからです。しかし、健康被害が発生しやすくなるということにより、現在は製造や使用を原則的に禁止としています。

現在のスレート屋根材はアスベストを含まなくなったことにより、寿命が短くなったことが問題視されることがあります。スレート屋根にアスベストが含まれていた20年前は、30年ほどの寿命がありました。しかし、現在のノンアスベストのスレート屋根材は、20〜15年程度の寿命です。

そのため、アスベストが混入されていた20年前のスレート屋根と比較すると、割れや剥がれなどの不具合の発生頻度が増えています。寿命は短くなりましたが、健康被害を考えなくて良い案心の屋根材料になりました。寿命が短くなった分、こまめに点検をして不具合を即見つけて、補修を行うようにしましょう。不具合に対しすぐに対処さえすれば、ノンアスベストのスレート屋根でも寿命を長くして使い続けることは、難しいことではなくなります。

スレート屋根の修理の必要タイミングが発生する原因

経年劣化

スレート屋根の修理が必要となるタイミングの多くは、経年劣化です。現在販売されているスレート屋根材の寿命は、15年から20年程度です。

スレート屋根の材料自体が持っている寿命なので、仕方がない原因といえます。しかし、こまめにメンテナンスを行っていることにより、20年以上スレート屋根材を使い続けているお宅も少なくはありません。

台風等の暴風の際に飛来物による破損

年々勢力が強くなっている台風は、スレート屋根に飛来物を当てて破損させてしまう場合もあります。この場合、強い台風が来てしまった場合は避けることができないので、被害を受けてしまった場合は即業者に相談をして修繕を行いましょう。 

屋根工事を行った際の破損

屋根の上で工事を行った場合、スレート屋根材は割れやすいので職人さんが踏んで割ってしまう場合があります。

以下のような工事を行った後は、スレート屋根の破損の可能性があるので、注意をしないといけません。 

  • 屋根塗装工事
  • 煙突工事
  • 雪止め取り付け工事
  • ソーラーパネル(太陽光発電パネル)取り付けの際

以上のように、スレート屋根の上に上がる工事を行うことで、破損させてしまうケースは少なくありません。 

日当たりが良くなくコケやカビが生えることでの破損

スレート屋根の上にコケやカビが生えることは、珍しくないことです。コケやカビが生えても美観を失う程度と思うかもしれませんが、そんなことはありません。 

コケやカビが生えることにより、スレート屋根の水はけが悪くなります。水はけが悪いことでさらにコケやカビが生えやすくなり、湿りやすいスレート屋根になってしまうことにより、スレート材を傷めてしまい破損してしまう場合があります。 

スレート屋根の修理に火災保険は使えるの?

スレート屋根の修理には、火災保険を使うことができる場合があります。

火災保険を使えるケースや把握すべきポイントを、以下にご紹介します。 

火災保険の対象にならない可能性のケース

スレート屋根の修理には火災保険を使うことができますが、該当しない可能性のケースがあります。それは、経年劣化でスレート屋根が破損した場合です。 

例えば、自然災害と因果関係が無い場合にスレート屋根が割れた場合や、築10年程度だが1度もメンテナンスを行わずに不具合が発生した場合です。これらの場合は、火災保険適用には該当しません。 

しかし、お客様は屋根を頻繁にチェックしている場合ではないので、気が付いたらスレート屋根が割れていたというケースは少なくありません。そのため、スレート屋根に破損がある場合は、とりあえず火災保険会社に連絡をして確認してもらいましょう。場合によっては自然災害と判断されて、火災保険の適用となる場合もあります。 

スレート屋根の修理を火災保険で賄える場合に降りる費用

スレート屋根の修理に対して降りる火災保険の費用は、損害補償を行う費用として支払われます。わかりやすく説明すると、損害を受ける前の状態に戻すための費用を支払ってくれる、ということです。

スレート屋根の補修は、部分補修と葺き替え(カバー工法含む)の大きく分けて2つの方法があります。どちらの修理方法の場合であっても、その修理方法が妥当だと火災保険会社が判断した場合、補修費用を支払ってくれます。しかし、全額支払いというわけではないですし、各保険会社によってそれぞれですので、まずは屋根修理専門店もしくは代理店・保険会社に確認を取るようにしてください。

葺き替え(カバー工法含む)の場合は、何十枚ものスレート屋根材が破損していたり、広範囲に修理が必要な場合に該当します。

火災保険に該当する場合一緒に確認すべき部分

火災保険を使ってスレート屋根の補修を行う場合、一緒に確認すべき部分があります。自然災害で受けて住まう被害というのは、屋根だけではなく様々な部分があるからです。他の部分にも火災保険で賄うことができる修理部分がある場合は、一緒に火災保険に申請をしましょう。 

火災保険を使う場合に一緒に確認すべき部分を、以下にご紹介します。 

・棟板金

棟板金は屋根の頂点にある部分であり、台風などの風災により影響を受けやすいです。棟板金が浮いてしまったり、ゆがんでしまうことがあるので、スレート屋根と一緒に確認をしましょう。 

・雨樋

雨樋も、自然災害でゆがんだり割れ、欠け、破損、脱落などが発生する場合があります。雨どいは自然災害を受けやすい部分なので、よく確認して不具合がある場合は修繕をしましょう。 

・外壁

外壁も、強風で何かが飛んできた場合に当たって破損した場合、火災保険に該当する場合があります。外壁の欠けやヒビ、浮き、隙間、凹み等がある場合は、修繕を行いましょう。

・カーポート

カーポートは建物に付随していないので、火災保険に該当しないと思う方が多いようです。しかし、火災保険を使って修理は可能なので、破損がないかどうかを確認しましょう。カーポートの屋根や支柱は、台風などの自然災害で破損する場合があるので、火災保険に該当する場合があります。

スレート屋根の修理に適した業者に依頼しよう!

スレート屋根は、扱ったことがある職人さんが少ないので、経験者である職人さんに依頼しないと、安心できるスレート屋根の修理とすることができません。

スレート屋根の修理に適した業者に依頼するには、どのような部分に目を向けて選定すべきなのか、以下にご紹介します。

スレート屋根修理に適した業者の探し方

スレート屋根の修理に適した業者の探し方は、ずばり屋根修理専門かどうかです。

まずは、その業者のホームページをチェックするとわかります。業者のホームページには、過去に施工している物件の詳細や屋根に関するお困り事の記事を紹介しています。屋根修理専門店だからこそ豊富な屋根材を提供でき、お客様にも一部補修から全体補修といった多岐にわたるご提案が可能となります。

もちろん、屋根修理専門店のミスタールーフでは、屋根の修理を得意としています。様々なパターンの不具合の修繕を行ってきているので、屋根の修理には自信があります。今回取りあげたスレート屋根に悩みがあってどの業者に依頼すべきか解らない場合は、まずはミスタールーフにご相談ください。

訪問販売には依頼していけない

訪問販売の多くは、スレート屋根に詳しくありません。なぜなら訪問販売会社=営業会社ともいえるからです。

そのため、スレート屋根の修理を正確に行う事は難しいということになります。

もし、訪問販売業者にスレート屋根の修理の必要性を言われて気になる場合は、一度、地元の屋根修理専門店にご連絡してください。 

訪問販売業者の指摘が耳から離れない場合は、ミスタール~府にご相談ください。気になるスレート屋根部分を細かく調査し、危険な状態なのか否かを説明させていただきます。

DIYでのスレート屋根の修理はおすすめできない

スレート屋根のDIYでの修理は、難しいのでおすすめしません。スレート屋根は板金屋根などとは違いデリケートな屋根材なので、取り扱い方を熟知していないと扱うことができません。 

ましてや修理となると、大きな技術と知識が必要になります。スレート屋根の場合、業者でも知識不足の人が多いので、お客様がDIYで万度な修理ができるわけがありません。 

スレート屋根に違和感がある場合「ミスタールーフ」に相談を!

スレート屋根は、他の屋根材料と比較すると割れや欠けなどに不具合が発生しやすい傾向があります。

屋根を眺めてみて少しでも変だなと思ったら、専門業者に依頼しましょう。 

ミスタールーフはスレート屋根の修理を得意としており、今まで様々なスレート屋根の修理を行ってきました、プロです。

ミスタールーフがスレート屋根修理にオススメな理由は以下の3点です!

1、屋根専門でやっているので屋根材など含め色々な提案が可能

2、代表自らが雨漏り診断士および自然災害調査士の資格をもっているので、雨漏りおよび火災保険などについて専門的な観点からアドバイス可能

3、大阪府板金工業組合会員で長期性能保証制度という雨漏り10年保証書を工事後渡します

以上にみるように、ミスタ―ルーフは、屋根専門店ならではの特色をもっております。屋根を様ざまな観点からみることで、お客様のスレート屋根の悩みを瞬時に解決へと導くよう心がけております。

スレート屋根に少しでも気になる部分があれば、お気軽にご連絡ください。 

屋根工事・雨漏り修理専門店のミスタールーフでは、現場調査、お見積もり、ご相談まで無料となります。

お問い合わせ・お見積りのご依頼は以下までお願いいたします。

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