天井からの雨漏り5つの原因と対処方とは？修理費用の相場も解決

2024年11月11日

雨漏りはせっかくの家財を汚してしまい、台無しにしてしまうので非常に困ります。しかし、雨漏りの影響はそれだけではなく、実は家そのものをダメにする可能性もあります。

例えば、雨漏りを放置したならば耐震性にも影響を及ぼすかも知れません。では、雨漏りはなぜそれほどまでに危険なのでしょうか。

ここでは、雨漏りを放置した場合の弊害から、雨漏りの原因や発生した時の修理までについて解説します。読み終わる頃には、雨漏りの影響の大きさ、そして修理がイメージできることでしょう。

この記事で伝えたいこと

雨漏りの弊害
雨漏りの原因
雨漏りの補修

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天井からの雨漏りの原因とそれぞれの対処法

それでは、天井からの雨漏りの原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは代表的な原因とそれぞれの対処法を解説します。

屋根の破損

屋根の破損部分は破損している箇所から水が入るので、雨水の侵入経路となります。

例えば、瓦屋根の場合は瓦の破損の他にも漆喰の不具合などで侵入するでしょう。また、スレート系の屋根であれば、ひび割れの発生も考えられます。金属屋根であれば、部材の腐食も雨水の侵入経路になります。

当然ながら、屋根は屋内からも下からも見えません。そのため、破損が起こっても発見が遅れたり、放置されたりします。その結果として雨漏りが発生するので、部材を腐らせる原因となるのです。

なお、屋根が破損している場合には、修繕やリフォームが必要です。屋根の破損で選べる工事は以下の通りです。

塗装
カバー工法
葺き替え工事
棟交換
屋根全般の修理

屋根の雨漏りの深刻度に合わせて、必要な工事は異なります。一般的に、予防の観点であれば塗装のみの施工でも十分ですが、すでに雨漏りの状態に陥っている場合は、カバー工法以降の工事が必要です。

屋根からの雨漏りについては、以下記事で詳しく解説しております。屋根の雨漏りでお悩みの方は、ぜひご覧ください。

屋根材の釘穴など

屋根材は釘で止める場合がありますが、外に露出するようには打たれません。ところが、時として雨水はこの釘の穴から入り込む場合があります。

風によって雨水が吹付けられたり、毛細管現象によって入り込んだりする現象です。そして、そこに入り込んだ雨水が雨漏りに繋がるのです。

また、屋根材の中には強風によって「ゆがみ」が発生する場合が少なくありません。そして、屋根材が歪むと、釘の穴にまで水が入り込みやすくなります。

屋根材の釘穴から雨水が侵入するのは、ストレート屋根によく見られる現象です。具体的な対処法としては、葺き足調整として釘打ちの位置を微調整したり、雨漏り対策に強い高価な下葺き材を使用したりするなどが挙げられます。

外壁のひび割れ

外壁材は経年劣化などでひびが入る場合があります。この外壁のひび割れから雨水が入り込み、雨漏りにもなります。

特に、モルタル外壁などは地震の影響を受けやすく、ドア廻りや窓廻りの角部分にひび割れが走りやすいです。また、外壁のひび割れは放置されるケースが少なくありません。

そのため、このようなひび割れが雨水の侵入経路であり、雨漏りの原因なのです。

外壁のひび割れで雨漏りが発生している場合は、電動工具や接着塗料（プライマー）、コーキング材などを用いて充鎮する必要があります。

外壁からの雨漏りについては、以下記事で詳しく解説しております。外壁の雨漏りでお悩みの方は、ぜひご覧ください。

コーキングの劣化

コーキングは外壁材や窓などの隙間を充填するゴム状の素材です。時間が経つと劣化してしまい、部分的に剥がれが生じたり、割れたりします。

そして、そのような剥がれたり割れたりした部分が、雨水侵入の原因です。

なお、コーキングも不具合が放置されるケースが少なくありません。放置によって雨漏りが進行してしまうケースもあります。

コーキングが劣化している場合には、シーリング材を打ち直す処理が必要です。まず、既存の古いコーキング材を取り除いて、バックアップ材やボンドブレーカーなどで下処理を行います。

新しくシーリング材を充鎮して、雨漏りの原因となっている箇所を補修するのが一般的な方法です。

雨樋の破損や詰まり

雨樋の破損や詰まりなども雨漏りの原因です。

雨樋は家屋に取り付けられていますが、破損の状況によっては屋根部分に雨水の侵入経路を作ってしまいます。雨樋の固定部分の破損状況によっては、屋根をも傷めてしまい、水が侵入するからです。

また、雨樋が詰まってしまうと雨水の排出が出来ません。

これらの条件が重なった場合には雨水が屋根の内部に入り込んでしまい、雨漏りになります。

雨樋が破損している場合は、割れた部分や穴が生じている部分を、板金を貼って対応することが可能です。高所作業となるので必ず専門業者に対応してもらいましょう。

また、雨樋が詰まっている場合は、ワイヤーブラシを入れてゴミを絡めとったり、縦樋を軽く叩いたりして詰まっているゴミを落とす必要があります。

ただし、いずれにせよ高所での作業となる場合は、自分で対処するのは危険です。なるべく専門業者に相談して対処しましょう。

天窓からの漏水

天窓は採光の点で取り入れられますが、雨水が入り込みやすい部分でもあります。雨漏りの原因になりやすいです。

例えば、天窓の周囲のシーリング部分は紫外線の影響を受けやすく、劣化しやすいです。そして、この部分も劣化すると割れる場合があります。

雨水はこのような部分から入り、その結果として、天井裏にまで水が伝わります。

ちなみに、天窓の修繕は、簡単ではありません。雨水の進入路が出来てしまうと、防ぐことが難しくなります。基本的には、業者に相談して修繕工事を実施することが重要です。修繕方法は、業者の判断によって異なるため、事前調査の段階で確認しておきましょう。

配管の漏水

天井からの水漏れは屋根や外壁ばかりが原因になるのではありません。天井の裏に配管がある場合、その配管の劣化によって水漏れにも繋がります。

例えば、2階にキッチンなどの水廻り設備のある家の場合を考えましょう。

2階の配管が劣化してしまうと配管の継ぎ目などから漏水が発生します。その漏れた水が配管まわりの部材を伝い、1階の天井裏に溜まる状態が水漏れの原因です。

なお、この場合の修繕は家屋の配管のチェックが伴うので、工事の規模が大きくなる場合があります。主な工事内容は、破損部分を取り除いて新しい配管に繋ぎ替えたり、配管の引き直したりするのが一般的です。

害獣の糞尿

害獣の糞尿が雨漏りのように現れる場合があります。ねずみやハクビシンなどが良い例です。

ハクビシンは元来はペットとして輸入されたものが野生化し、様々な場所で見かけるようになりました。ハクビシンは屋根裏に棲みつくこともあり、そのハクビシンの糞尿が天井にシミを作ります。

ハクビシンのような害獣は専門業者に依頼をする必要があります。放置すると不衛生なので、早急の駆除が大切です。

なお、自分で害獣の駆除を行うのはやめましょう。咬まれたり、引っ掻かれたりする恐れがあります。また、何らかの病原菌を持っている害獣もいるため、万が一感染したら健康被害を招くことも考えられます。

必ず、専門の駆除業者に依頼して、対処してください。

天井の雨漏りを放置した場合の5つの弊害

ここからは雨漏りを放置した場合の5つの弊害を取り上げます。

ただ、放置している環境の条件によって発生する現象は異なるものです。気温や日射によっては、不具合の進行が早まる場合があることを前提として覚えてください。

内装材を交換しなければいけない

雨漏りを放置した場合には内装材を交換しなければいけません。

雨漏りによる汚れはほとんど不可能と言えるでしょう。壁紙や天井材であればシミになるので、掃除では落ちないからです。また、漆喰などの塗り壁であっても色調を合わせながらの補修は困難です。

雨漏りの汚れは掃除だけではきれいにできないため、必然的に内装材の交換をしなければなりません。

なお、内装材の交換には大きな費用が発生し、しかも複数の部屋に渡るケースもあります。被害が大きくなると、それだけ費用が膨らむのです。

床下が腐って床が抜ける

床下まで雨水が伝った場合には、床下が腐って床が抜けるケースがあります。

例えば、外壁部分から雨水が入り込んだ場合、その雨水は壁の中の部材を伝って床下にまで届くことがあります。そして、床下の部材を濡らしたままで乾燥しないならば、その部分が腐ります。

その結果として部材の強度が落ちてしまい、床を支えきれなくなって床が抜けてしまうのです。ちなみに、人が乗って床が抜けると大ケガの可能性もあり、家屋だけの問題ではありません。

天井の崩落

雨漏りによって天井が崩落する場合もあります。

雨漏りは天井部分の部材を伝って天井に至りますが、伝っている部材は濡れたままで放置されることが少なくありません。仮に部材が乾燥しなければ部材は腐って強度が落ち、天井が崩落するのです。

なお、これは家屋の置かれる環境によるので、発生は同じとは限りません。乾燥しやすい地域と乾燥しにくいジメジメした地域では、部材が腐る条件が違うからです。

家屋の強度低下

雨水による部材の腐りや、釘やネジなどの金属部品の腐食などが起こるため、家屋の強度低下もあり得ます。

構造部分を構成している部材・部品が腐るならば、家そのものの強度が落ちてしまいます。

家屋の強度低下は非常に深刻な問題です。床や柱などの強度が落ちれば耐震性に問題が出て来ますし、天井裏が弱ければ屋根まで弱くなるでしょう。

屋根が弱い状態で台風が来た場合、屋根全体が剥がされてしまう事態も否定は出来ません。非常に危険な状態と言えます。

漏電による火災

雨水が家屋の電気配管部分に入った場合、漏電のリスクも発生します。家屋の中の電線は高い品質ではありますが、電線の接続部分は水に強くはありません。濡れてしまうと、漏電を起こして発火する可能性があるのです。

ちなみに、電線を覆う素材は燃えにくくは作られていますが、火が着くと熱で溶ける場合があります。その場合には火が大きくなり、ついには火災へと発展してしまいます。

天井でわかる雨漏りの初期症状

雨漏りは雨水が天井や壁に到達して分かる場合が多いです。そのため、発見が遅れるケースが少なくありません。

しかし、住宅を注意深く見るならば、初期症状で雨漏り発生の察知は可能です。

そこで、ここでは雨漏りの初期症状を見ていきましょう。

天井のシミや変色

初期症状の1つは天井のシミや変色です。

雨漏りは屋根から入り込んだ雨水が天井材の裏まで伝って行きます。そして、天井裏は濡れてしまい、条件が悪いとシミや変色となって現れるのです。

シミや変色がひどくなることは天井裏の腐食も進んでいることでしょう。天井裏の腐食が進むと屋根の強度低下にも繋がります。家屋の保全のためにも、雨漏りの対処が必要です。

壁紙の剥がれ

雨漏りが発生すると壁紙が剥がれる場合があります。侵入した雨水が壁まで伝ってしまうからです。

壁紙が剥がれた場合も事態を軽視するべきではありません。

これは、壁紙が剥がれることが壁の裏側もダメージを受けていることを意味するからです。また、壁の場合は断熱材があるので、余計に乾燥しにくい状況も考えられます。当然ながら、部材が濡れた状態で放置されれば、壁の内部の部材が腐食し、家屋の強度にも影響します。

なお、家屋の耐震性のカギを握るのは壁の強度と量です。そのため、壁が腐ってしまうと、耐震性も落ちてしまい、非常に危険な状態となるのです。

カビの発生

壁や天井が濡れた状態で放置されると、その部分にカビが発生します。

カビも大きな問題です。カビはアレルギーの原因になる胞子をまき散らすからです。その結果、家の人がアレルギーをはじめとする健康被害を受けます。

なお、カビが表面に生えている場合、壁内部や天井裏では部材の腐食が進んでいるケースも否定できません。

雨漏りによるカビは掃除の問題だけではありません。部材の強度の問題にもなり、家の強度の問題にも繋がります。

シロアリのリスク

雨漏りの初期症状ではないかも知れませんが、シロアリ発生のリスクもあります。シロアリは床下の問題に思えるかも知れませんが、天井裏に行く可能性もあるからです。

そして、腐った木はシロアリの格好のエサです。その結果、壁から入り込んだシロアリが天井まで到達し、天井裏を食い荒らします。

当然ながら、シロアリに食われた部材は強度がありません。天井の崩落や強風での屋根破損など、様々な被害の原因になるのです。

天井からの雨漏りがしやすい住宅の特徴

天井からの雨漏りがしやすい住宅には、いくつか共通点があります。具体的にどのような共通点があるのか、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

天窓がある

天窓がある住宅は、天井からの雨漏りリスクが高い傾向にあります。天窓が設けられているということは、屋根に金属を使用しているということでもあります。雨風などで生じてしまい、結果的に金属部分が劣化して雨水が侵入しやすくなるのです。

必ずしも天窓があると雨漏りするというわけではないものの、定期的にメンテナンスをしないと雨漏りを招く恐れがあるため注意してください。

築年数が古い

築年数が古い住宅は、雨漏りしやすいといった特徴があります。コーキングやパッキン、防水加工などが劣化していることが多いため、ひび割れやすきまなどが生じていることが少なくありません。

とくに、建築完了してから一度もメンテナンスをしていない住宅は、劣化部分が認識されていないため、知らないうちに雨漏りリスクが高まっていることが多いのです。

早いケースでは、家を経ててから10年程度で雨漏りが発生することもあるため、定期的にメンテナンスをしておきましょう。

屋上がある

屋上を設けている住宅は、他の住宅に比べると雨漏りのリスクが高い傾向にあります。一般的な屋根のように、雨水の水分が落ちにくく溜まりやすいのが原因の一つです。

屋上の雨水が溜まり続けると、その分素材が劣化しやすくなる恐れがあります。また、排水がうまくいかず、結果的に雨漏りに繋がるケースも多いです。

屋上を設ける際には、徹底した防水加工と定期的なメンテナンスが必要です。

屋根に日本瓦を使っている

瓦は耐久性が高く、屋根に用いられやすい一方で、「地震によってずれる」「強風で飛んできた飛来物で破損する」などのトラブルも怒りやすいものです。

結果的に、瓦と瓦の間や、瓦そのものに生じたすきまから雨水が侵入してしまうことがあります。

とはいえ、洋風の建物であっても注意が必要です。屋根に使われる板金が劣化して、雨漏りのリスクを高めることもあります。日本家屋・洋風建物を問わず、屋根の種類によっては雨漏りする可能性があることを覚えておきましょう。

DIYによる雨漏りの修理について

上述のように、雨漏りを放置するとさまざまな弊害が生じます。

雨漏りに早い段階で気が付いたならばDIYでの修繕を考える人もいるのではないでしょうが、あまりおすすめできません。その理由をこの章ではご紹介します。

施工ミスがある

雨漏りは軽微であればDIYでの補修が可能で、補修は屋根や外壁の破損箇所を防水テープやコーキングで塞ぐ方法が基本となります。

この内、防水テープはシート状の粘着素材で扱いが比較的容易で、DIYであっても補修が簡単にできます。防水テープは対候性も高いので、長い期間の使用が可能です。

また、コーキングはゴム状の素材で扱いも簡単です。モルタル壁に入ったひび割れなどの補修も可能となります。

DIYは人によってスキルが違うので「誰でも可能」とは言えませんが、上級者であれば精度の高い補修が可能と言えるでしょう。

しかし、素人がDIYで修理することは、完璧な修繕ができないことや施工ミスのリスクを考えると、基本的におすすめできません。

高所作業には転落リスクがある

屋根修理は高所作業になります。そのため、転落の危険性が隣り合わせです。

当然ながら、屋根からの転落は非常に危険で場合によっては生命の危険にも晒されます。

また、素人の仕事の場合はハシゴの扱いにも慣れていないケースが多く、転落リスクが高い場合も多々見られます。しかも、作業する本人もリスクに気付いていない場合も多く、余計に危険です。

屋根修理はプロに相談しよう

前述のように屋根の修理はDIYでも可能ですが、屋根の補修は高所作業であり、特にDIYに慣れていない人にとっては非常に危険です。前述のように転落のリスクが発生するからです。

また、足場が悪いと工事の質が悪くなってしまい、雨漏りを抑えることが出来なくなる場合もあります。例えば、コーキング不良なども出るかもしれません。

その点、屋根修理の専門業者であれば的確な補修をしてくれます。しかも、自分で屋根に上る必要が無いため、安全です。

このように、プロは屋根修理において「頼れる存在」です。雨漏りを見つけたならば、ぜひとも専門業者に相談しましょう。

天井の雨漏りの修理費用相場

天井の雨漏り修理を業者に依頼する場合、「どれくらいの費用がかかるのか」は気になるところでしょう。ここからは、天井の雨漏り修理の費用について触れていくので、ぜひ参考にしてみてください。

部分補修なら5万～10万円

天井の雨漏り修理を依頼するにあたって、修繕規模が「部分補修」程度であれば、費用は5万～10万円程度です。部分的にコーキングを施すような修繕であれば、数万円程度で実施してもらえることも多い傾向にあります。

とくに、外壁の軽度のひび割れや、コーキングの軽度な劣化であれば、比較的小さい規模での修繕で対応できることがほとんどです。

大規模な修理では100万円前後

大規模な修理の場合、かかる費用は100万円程度となることもあります。すでに天井が崩落しかけていたり、害獣の糞尿によって腐食が進んでいたりすると、既存の素材を使うことができません。

新しく素材を入れ替えたり、補強したりしなければならず、工事の規模が大きくなります。結果的に修理費用として100万円を超えることも多いのです。

実際、クロスの張り替えだけでも5万円以上かかり、なおかつ天井材のカバーや下地の補強なども加えると10万円近くにも及ぶことが多い傾向にあります。必要な工事を全て網羅すると、100万円を超えることもあるため、予算の確保も重要です。

自分で天井の雨漏りの応急処置をする方法

業者の訪問を待っている間、自分で応急処置をしなければならないこともあるでしょう。

ここからは、天井の雨漏りで応急処置をする方法について解説します。無理のない範囲で、安全を確保して作業を行ってください。

吸水シートを活用する

自分で天井の雨漏りの応急処置をするにあたり、まずご紹介するのが吸水シートの活用です。吸水シートは、雑巾や布などと比べて吸収できる水分量が多いため、雨漏りが発生した時の心強い味方になります。

雨漏りが発生している天井裏に吸水シートを敷いておくだけで、部屋に落ちてくる雨水の量を軽減しやすくなります。

最近では、雨漏り対策として専用の吸水シートも多く販売されているため、入手しやすいのがメリットです。わずか1枚で数リットルの水分を吸収できる製品もあるため、チェックしてみてください。

防水テープを貼りつける

天井からの雨漏りを対処したいのであれば、防水テープの使用がおすすめです。天井裏の雨漏り侵入している箇所に防水テープを張るだけで、雨水の侵入を軽減することができます。

ただし、製品によっては、濡れている箇所にうまくテープが貼れない場合もあります。防水テープを使用する際には、雑巾などで水分をよく拭き取ってから貼り付けてください。

とはいえ、天井からの雨漏りの場合は、業者以外の方が防水テープを貼らないで欲しいというのが、雨漏り専門業者の本音です。

理由として、侵出部分にテープを貼ってしまうと、水の逃げ場がなくなり水が他に回る可能性があります。テープを貼るのは、侵入部分になり、この見極めが難しいため、初めて行う方は自分で応急処置するのではなく、すぐに雨漏り修理業者に相談することをおすすめします。

ちなみに、配管に関しては応急処置でむしろテープを貼りましょう。雨漏りの箇所を特定できているのであれば、防水テープで水漏れを防ぐのも良いでしょう。

ブルーシートを活用する

雨漏りが発生しているときの対処法として、定番でもある「ブルーシート」はやはり効果的です。雨水が侵入してくる場所にブルーシートを設置したり、雨水が落ちてくる箇所が濡れないように敷いて置いたりするなど、さまざまな対処に使えます。

ただし、自分で屋根の上にブルーシートをかぶせる作業は避けましょう。転落して怪我をする恐れがあるため、専門的な技術がない方が屋根の上にのぼることは危険です。

あくまでも、室内やベランダ、天井裏などに使うアイテムとして活用しましょう。

ミスタールーフにおける天井の雨漏り修理事例

ミスタールーフでは、雨漏りに関する相談を数多く受け付けています。ここからは、これまでに受けた雨漏り相談の中で「天井の雨漏り」に関する修理事例をご紹介します。

外壁劣化が原因の天井雨漏り事例

豊中市のとあるご家庭から、天井から雨水が落ちてくるといったご相談を受け現場に訪問したところ、外壁の劣化が原因であることが判明しました。

大規模な修理が必要なほどではありませんでしたが、コーキングのひび割れが複数個所に見られるため、打ち直しをご提案して作業を行いました。

足場も不要で1日で施工が完了したため、お客様には大変喜んでいただけました。比較的、被害規模が小さかったこともあり、費用も安価にお見積りができた事例でもあります。

腐敗も進んでしまっている天井雨漏り事例

大阪市の北区のご家庭にて、工事を行った事例です。天井からの雨漏りひどいとのことで、現場を確認したところ、構造部分から腐敗が進んでいて、カビも発生している状況でした。

既存の素材を使うことが難しいうえに、天井が落ちてしまうリスクもあったため、急遽工事を実施することになりました。

2ヶ月ほどに及ぶ天井裏及び屋根工事を実施し、雨漏りの被害を解消することに成功しました。もともと築年数の古い建物であったこともあり、その他必要に応じて外壁の施工なども実施した事例です。

ミスタールーフの事例を確認する

まとめ

天井からの雨漏りについて取り上げました。雨漏りを放置する場合の危険性や原因、そして対処についてもイメージが出来たのではないでしょうか。そして、DIYでの施工の可能性と危険性についても再認識できたことでしょう。

いずれにせよ、屋根修理・雨漏り対策はプロに任せた方が安心です。天井からの雨漏りに気が付いたら、早めに専門業者に連絡し、適切な処置をしてもらいましょう。

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会社名	ミスタールーフ
住所	〒561-0884 大阪府豊中市岡町北3丁目6−15
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対応エリア	大阪府内、兵庫県内
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