ベランダの雨漏りでよくある9つの原因と対処法とは?劣化要因や修繕費用を解説

ベランダの雨漏りの原因は9つ!劣化要因や修繕の流れを解説

雨漏りは厄介な現象ですが、原因となる部分によって修繕方法を変えなければいけません。

例えば、コーキング材での修繕で済む場合と、大規模な修繕が必要な箇所があるのです。

さて、ここで取り上げるベランダは複雑な形状をしているため、仮に雨漏りをした場合には、形状に合わせて修繕を行わなければなりません。原因とは無関係の部分に手を加えても雨漏りは改善しないことでしょう。

それでは、ベランダの雨漏りはどのような原因で発生し、どのような流れで修繕を進めるべきなのでしょうか。

ここでは、ベランダの雨漏りの症状から原因、劣化要因、そして修繕の流れまでを解説します。

この記事で伝えたいこと
  • ベランダの雨漏りの症状
  • ベランダの雨漏りの原因
  • 雨漏り修繕の流れ
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ミスタールーフは、大阪府の豊中市を中心として屋根工事を行っておりますが、伊丹市内でも工事を多く行っている業者です。

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目次

ベランダとバルコニーの違い

ベランダと似たものとして「バルコニー」があります。それぞれにどのような違いがあるかはご存じでしょうか。

ベランダとバルコニーには、以下のような違いがあります。

ベランダの特徴
  • 屋根がある
  • 雨風をしのげるような設計が定番
  • 洗濯物を干すことが想定されている
バルコニーの特徴
  • 屋根がない
  • 日当たりが良い
  • 趣味を行うことが想定されている

ベランダとバルコニーの違いは、そもそもの用途が大きく異なります。ベランダは洗濯物を干すことが想定されているので、基本的に屋根があり、万が一の雨も避けられるようになっていることが多いです。

一方のバルコニーは、ガーデニングや家庭菜園、バーベキューなど趣味として活用することが想定されています。そのため、屋根を設けることがなく、開放的に設計されています。

ミスタールーフに雨漏りのお問い合わせをいただく際も、「ベランダ・バルコニーどちらなのかわからない」ということがありますが、お問い合わせの際は、雨漏りの状況を説明できればどちらの表現でも問題ございません。

ベランダの雨漏りの原因とそれぞれの対策

ベランダの雨漏りにはいくつもの症状が現れます。それでは、雨漏りの原因となるのはどのような要因なのでしょうか。ここではベランダの雨漏りの原因とそれぞれの対策について取り上げましょう。

防水層の劣化

ベランダの雨漏りの原因として、まず挙げられるのが「防水層の劣化」です。

ベランダの防水層は日射や雨がダイレクトに降り注ぐ部分です。また、人が歩く場所でもあるので、摩耗してしまいます。世帯によってはエアコンの室外機を置いたり、プランターを置いたりしているケースもあるでしょう。それだけ劣化が進んでしまうのです。

劣化が進んだ結果、防水部分にひびが入るケースや剥がれる場合があります。ひびや剥がれが生じた部分から雨水が入り込み、雨漏りに繋がるのです。

防水層の劣化に対する対処法

防水層が劣化している場合は、防水工事での補修が主な対処法です。既存の防水層を撤去して新しい防水層に交換したり、既存の防水層の上から被せたりする方法が主です。

腰壁部分の劣化

腰壁部分が傷んで雨漏りに繋がるケースもあります。腰壁部分の置かれる部分は、外壁と同じで、日射や風雨に晒される環境です。塗装が傷みやすく、劣化に伴ってシーリング部分に亀裂や剥がれが発生することがあります。

シーリングの亀裂や剥がれが生じた部分に雨水が入り込み、結果的に雨漏りに繋がります。

腰壁部分の劣化にはシーリング補強で対処

腰壁部分の劣化が見られる場合には、主に、シーリングでの補強が雨漏り対策に効果的です。下地の劣化も見られる場合には、新しい外壁材を設置することも望ましいでしょう。

笠木の破損

笠木も雨漏りの発生原因となります。笠木も屋外に晒されて日射や風雨に晒されます。特に、今の住宅の笠木はアルミなどの金属製笠木が多く、夏場は温度上昇が激しい傾向です。

極端に温度上昇することで、笠木の接合部分が劣化してしまい、切れるなどして、笠木の中に雨水が入り込んでしまうのです。

笠木の破損への対処法

笠木が破損している場合は、シーリング材を充鎮したり、笠木そのものを交換したりする施工が一般的です。とくに、シーリング材は、5年程度で劣化してしまう部分であるため定期的にメンテナンスをしておく必要があります。雨漏りを気に、交換するのも良いでしょう。

サッシ掃き出し窓のまわりの劣化

サッシの掃き出し窓周辺が劣化していると、雨漏りに繋がることがあります。

サッシ掃き出し窓のまわりはシーリング部分が多いものです。シーリング部分が傷んでしまうとひびが生じやすくなり、雨水の侵入に繋がります。

また、掃き出し部分は人が最も多く乗る部分でもあり、防水部分もそれだけ傷む部分です。劣化が早く進むこともあり、雨漏りに繋がるのです。

サッシ掃き出し窓のまわりの劣化に対する対処法

対処法としては、窓枠などのゴムパッキンにコーキング補修を施したり、窓の外にベニヤ板などを取り付けたりする方法があります。一時的な対処であれば、防水テープですきまを防ぐこともできますが、耐久性が不十分であるため業者への相談が大切です。

排水口の詰まり

排水口が詰まると雨漏りに繋がることがあります。排水口は風で飛ばされてきた落ち葉や虫の死骸、ホコリなどのゴミが溜まりやすい部分です。ゴミで塞がれてしまって、排水が上手く行かないと、排水口が傷んでしまいます。

排水口が傷んでしまうと、生じたすきまから雨水が壁に入り込んでしまい、雨漏りに繋がるのです。

排水口の詰まりを解消する方法

排水口の詰まりを解消するためにも、ストレーナー(蓋)を外してゴミを取り除きましょう。ワイヤーブラシを差し込むようにしてゴミを絡めとると、スムーズに詰まりを解消できます。

ワイヤーブラシがない場合は、長い棒でつついたり、市販のパイプクリーナーを使ったりするのもおすすめです。

床が傾いている

ベランダの床が傾いてしまって排水に異常が起こり、雨漏りに繋がるケースがあります。一般的には少ない事例ですが、床の傾きによる雨漏りの原因は、そもそもの設計ミスなどによるものです。

また、ベランダは排水のために緩い勾配が設けられていますが、勾配の角度が規定に沿ってなかった場合にも起こることがあります。

床が傾いている場合の対処法

床の傾きを自分で対処することはできないため、業者に工事・リフォームを相談する必要があります。施工不良が疑われる場合には、施工を担当した業者に直接問い合わせてみましょう。

シーリングの破損

ベランダまわりは複雑な形状をしていることもあり、多くのシーリング部分があります。シーリング部分は日射や風雨の影響を受けて劣化しやすい箇所です。経年劣化をすると、割れてしまったり剥がれてしまったりします。

シーリング部分が劣化すると、ひびや剥がれなどが発生してしまいます。生じたすきま部分から雨水が侵入する場合があり、雨漏りに繋がるのです。

シーリングの破損の修繕

シーリングが破損している場合には、シーリング材の充鎮作業が必要です。リフォームや修繕を専門とする業者に相談し、破損部分のシーリングを新しくしてもらいましょう。

施工不良

あまり一般的ではないものの、施工不良によって雨漏りが生じてしまうことがあります。専門業者として集客をしていながら、施工技術が不十分である業者は多いものです。また、手抜き工事を行うような悪質な業者も存在します。

仮に上記のような業者に施工を依頼してしまうと、建物の施工不良が生じてしまう恐れがあるのです。施工不良があれば、建物のどこかにスキマが生じていたり、劣化しやすい構造になっていたりと、雨漏りのリスクを高めてしまいます。

なお、施工不良はすぐに判明するとは限りません。工事が完了して期間があいてしまうと、後からでは分からなくなるケースもあります。プロの目でも分からない場合もあり、施工不良を見抜くのは困難なことが多いのです。

施工不良の可能性がある場合には、建設を担当した業者に相談してください。場合によっては、無償で雨漏りの修理に対応してもらえることがあります。

その他(各部のひび割れなど)

ベランダまわりは劣化しやすい部分です。部材の継ぎ目が多く、ひびが入るケースが多いのです。当然ながら、ひびが入ると雨水が入り込み、雨漏りに繋がります。

また、ベランダは金属部品を使っている部分も多いです。金属部品は雨水の影響で腐食してしまうこともあります。仮に、金属部品が腐食してしまうと、変形や破損などですきまが生じてしまい、結果的に雨漏りに繋がる場合があります。

部材のひび割れや、金属部品の不足などが見られたら、ひび割れを埋めるための処置を施したり、金属部品を新しいものに交換したりする作業が必要です。むやみに自分で対処すると、処置の甘さで雨漏りが改善しない場合もあるため、専門業者に依頼しましょう。

ベランダの劣化要因

ベランダまわりは様々な部分が雨漏りの原因となります。場合によっては1つの原因で発生するとは限らず、複数の原因が重なって発生することもあるのです。

では、ベランダの部材の劣化はどのような要因で発生するのでしょうか。ここでベランダの劣化要因を取り上げましょう。

紫外線

紫外線は、樹脂部分を劣化させる大きな原因の1つです。

ベランダが晒される屋外環境は非常に過酷です。雨や風、温度上昇、紫外線などさまざまな影響があります。とくに、紫外線の影響は非常に厳しく、夏場の強烈な日射はベランダに悪影響を及ぼします。

なお、日射は紫外線を含みますが、さらに温度上昇も促します。気温が上がり過ぎると、シーリング部分をはじめとしたベランダの各部も傷んでしまい、雨漏りの原因にもなるのです。

風雨

風雨も雨漏りの原因です。台風や春一番などの強風によって、ベランダの各部に歪みが生じて亀裂などの原因となります。

例えば、サッシに大きな風圧が加わった場合、サッシまわりが歪んでしまう恐れがあるのです。歪んだ結果として、シーリング部分が切れることもあります。

また、ベランダの雨漏りは、降ってくる雨水も原因の一つです。雨水はベランダ各部分を老朽化させてしまいます。特に、金属部分は腐食するので、被害を受けやすい部分と言えるでしょう。

地震などの外力

地震などの大きな外力を受けてしまうと、建物そのものが歪んでしまうケースがあります。

その場合には、弱い部分が破損してしまい、雨水の侵入にも繋がるのです。

これは、ベランダも例外ではありません。地震などの大きな外力が加わるとベランダ部分を傷めてしまい、破損する場合もあります。その部分から雨水が入り込み、雨漏りに繋がるのです。

ベランダの雨漏りの主な症状

まずは、ベランダの雨漏りの症状について取り上げます。ベランダから入った雨水はどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。

天井の雨漏り

まず挙げられるのが天井の雨漏りです。ベランダから入り込んだ雨水が、下の階の天井まで内部の部材を伝っていくことが理由として挙げられます。

現代のベランダは家屋と一体になっている例が多く見られます。そのため、ベランダであっても破損があれば、そこが雨水の侵入口になり、内部に入り込みやすいのです。

天井の雨漏りについては、以下記事で詳しく解説しております。お悩みの方がおられましたら、ぜひご覧ください。

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軒天の雨漏り

次に挙げられるのが軒天の雨漏りです。イメージとしては、入り込んだ雨水が家屋に伝わるのではなく、そのままバルコニーの下に進んでしまうようなものです。

この現象だけを見るならば、家屋の方には影響が無いように思えるかも知れません。しかし、雨水は家屋の中にも入り込んでいる可能性があります。いずれにせよ、危険な状態といえます。

雨漏りを放置するとどうなるか

ベランダの雨漏りは様々な部分が原因になるので対処が厄介なのですが、放置しておく訳には行きません。仮に、放置してしまうと、多くの弊害を招いてしまいます。

では、ベランダの雨漏りを放置すると、どのような弊害が生じてしまうのでしょうか。

部材の強度低下

雨漏りを放置することで生じる弊害として、最初に挙げられるのが部材の強度の低下です。

部材の強度低下は、雨水が中に入って起こる現象です。侵入した雨水はベランダまわりを構成する部材を腐らせてしまいます。また、部材と部材を接合している釘やボルトなどの部品を腐食させます。

部材にしても部品にしても、腐食してしまうとボロボロになってしまうため、強度を保つことは出来ません。そのうえ、室内からは見えないため、発見が遅くなるケースもあり得ます。

ちなみに、部材の強度が落ちると家屋の強度も落ちてしまいます。そうなると、地震や台風にも弱くなり、倒壊や崩壊のリスクも高まるのです。

カビの発生

雨漏りを放置するとカビが発生してしまいます。

ベランダ部分から入り込んだ雨水は内部の部材を伝って天井裏にたどり着きます。そして、塗れた部分にはカビが生えてしまうのです。

ちなみに、カビの胞子はアレルギーなどの健康被害の原因にもなります。生活空間も悪い状態になるので、放置すべきではありません。

シロアリの発生

雨漏りの放置は、シロアリの発生を促す可能性があります。

シロアリは腐った木材を好んで食い荒らす特性があります。そのため、水に塗れて腐った部材はシロアリの好む状態であるため大変危険です。当然ながら、シロアリの食い荒らした部分は強度が落ちますので、建物としての安全性が低下します。

また、シロアリ被害は目立つものではないため、気が付いたときにはすでに被害が進んでいることもあります。知らないうちに建物としての強度も落ちてしまい、地震や台風などの場合に倒壊や崩壊のリスクが高まるのです。

漏電

雨漏りを放置することで、漏電が発生する恐れがあります。ベランダから入り込んだ雨水によって、漏電が引き起こされてしまうことがあるためです。

ベランダから入り込んだ雨水は壁の中を伝わり、配線部分にも侵入することがあります。雨水の影響で電気関連に深刻な影響を与える可能性があります。

漏電が起こると火災が発生するため、非常に危険な状態です。

雨漏り修繕の流れ

スムーズに雨漏りの対処をするには、修繕がどのような流れで行われるかを知ることが重要です。ここでは、雨漏りの対処の流れを解説します。

1.応急処置

雨漏りの応急対策は基本的には次の2点です。1つ目は雨漏り被害を小さい内に抑えることです。具体的にはバケツやタオルなどで雨漏りを受け、部屋の内部に雨水が入らないようにします。

2つ目は電気関連の対策です。使わない部屋の電気はつけないこと、使わない場所のブレーカーは落としておくことが挙げられます。

応急処置については、以下記事で詳しく解説しております。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

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2.原因の特定

次に行うのが原因の特定です。

原因の特定が難しい場合は、散水試験や赤外線カメラなどを使う場合もあります。ちなみに、ベランダの場合には原因となり得る部分が多いので、専門の業者に依頼して調査しましょう。

また、ベランダの雨漏りは複数の条件が重なって発生するケースがあります。素人の判断では確認が難しいので、専門家に相談しましょう。

3.雨漏りの補修

原因の特定ができたら、次は補修の作業に移ります。

防水部分を状況に合わせて張り替えたり、傷んだシーリング部分には新たにコーキング材を打ったりします。

この仕事も専門家の技術が必要です。DIYでも可能なように思えるかも知れませんが、技術と経験が必要な作業であるため、プロに依頼をするべきです。

4.定期的にメンテナンスをする

雨漏りを補修した部分は時間が経つと、やはり劣化をしてしまいます。

そのため、定期的なメンテナンスは欠かせません。

メンテナンスにしても、雨漏りの起こりやすい部分などの知識はプロの方が各段に上です。雨漏りのプロの業者に依頼をするべきでしょう。

ベランダの雨漏り修繕における費用相場

ベランダの雨漏り修繕を実施するにあたり、気になるのが「いくらかかるのか」ではないでしょうか。ここからは、ベランダの雨漏り修繕における費用相場を詳しく解説していきます。

軽度な雨漏りであれば1万円~20万円程度

ベランダの雨漏りの状態が比較的軽度であり、大規模な修繕が必要ないようであれば、1万~20万円のコストで抑えられる場合があります。

たとえば、手すりや笠木の部分的な修理及びシーリング程度であれば、1万円~20万円で修繕を依頼できるケースが多いです。

高額なケースであっても20万円を超えることは少ないため、予算を調整しやすいといえます。ただし、腐食が深刻化しているなど、規模が大きい修繕を要する場合には20万円を超えることもあるため注意が必要です。

床全体の修理では15万~30万円

ベランダが雨漏りを起こしている原因が、床の劣化などによる場合、修理費用は15万~30万円程度です。

床の修理では、防水層や下地などから手を加える必要があるため、費用が比較的高くなる傾向にあります。

とくに、ベランダの床面積が広い場合や、問題が生じている範囲が広い場合などは、修理費用が高くなる傾向です。

外壁の修理も必要なら80万円近くに及ぶことも

ベランダの床や手すりだけではなく、周囲の外壁の修理も必要と判断される場合には、依頼時の費用が80万円近くに及ぶことがあります。

例えば、外壁材のシーリングや外壁材の交換などを要する修理では、費用が高額になりがちです。

さらに、下地の改修も必要であると判断されると、修理費用はより一層高額になる傾向にあります。安価なケースであれば10万円以下で抑えられる場合もありますが、規模の大きな修理が必要と判断される場合には、80万円前後の費用も想定しておきましょう。

調査費用は実施内容によって差がある

ベランダの雨漏り修理の費用で忘れてはならないのが「事前の調査費用」です。どのような修理が必要であるのか、どの程度の規模の修理になりそうなのか、などを事前の調査で明確にしておく必要があります。

調査費用の具体的な金額は、「調査方法」によって異なるため、以下を参考にしてみてください。

  • 目視検査:0~6万円
  • 散水検査:5万~15万円
  • 発光検査:15万~25万円
  • 赤外線検査:20万~35万円

目視検査では、文字通り目視で行うのが特徴です。調査において機材が不要なうえに、調査時間も短いため、費用が安価に設定されています。業者によっては、無料サービスとして提供しているケースもあります。

散水検査では、雨漏りの原因と見られる部分に水を流して、雨漏りの有無を確認します。大規模な調査ではないため、比較的安価に済ませやすい調査です。

発光検査は、特殊な液体を雨漏りの原因と思われる場所に流して行う調査です。紫外線に当たると光る性質を持つ液体であり、特殊な機材も使用することから、比較的金額が高い調査でもあります。

なお、最も調査費用が高い赤外線検査は、専用の機材を使用して建物の温度をチェックします。壁や天井などの温度を調べて、建築材が雨漏りの影響を受けていないかを調べるのが特徴です。他の検査では調査できない部分も調べられるため、雨漏りの根本的な原因を探るのに適しています。

雨漏り修繕と火災保険

雨漏りの修繕に火災保険が適用される場合があります。

ただ、どんな雨漏りにも適用が可能という訳ではありません。

雨漏りが適用されるケースは自然災害によるものです。具体例としては次が挙げられます。

  • 風災:台風などの突風によってベランダに大きな外力が加わると、ベランダそのものが歪んでしまいます。その結果としてベランダに亀裂などが入り、雨漏りに繋がります。
  • 雪災:ベランダに雪が積もりすぎるとベランダが重みで歪み、亀裂などが入るのです。その亀裂が雨漏りに繋がります。

一方で、火災保険が適用されないケースもあります。代表的な原因が経年劣化です。経年劣化は災害と異なります。想定外のアクシデントではない雨漏りと判断されるため、火災保険が適用されないのです。

とはいえ、経年劣化と災害が重なって雨漏りが起こるケースもあるでしょう。例えば、築年数が経った建物の場合、環境条件も雨漏り発生の要因となるので、判断が難しくなります。状況によりますが、適用されない可能性も出て来ます。

ただ保険会社によっては、補償が受けられる可能性もあります。

火災保険についても、雨漏り修理業者であれば詳しいケースもありますので、修理を依頼する際に、まずは相談してみても良いでしょう。

応急処置にも!ベランダの雨漏りを自分で対処する方法3つ

業者の訪問を待っている余裕がないときには、自分で応急処置などとして対処する必要があります。ここからは、自分で対処したいと考えている方へ向けて、有効な方法を3つご紹介します。

バケツで室内の対策をする

雨水が室内に侵入してしまっている場合には、バケツで室内の対策をしましょう。雨水が落ちてくる場所にバケツを置いて、雨水を受け止めるといった対処法です。

雨水で床が濡れていると、滑って転倒するリスクがあるうえに、床材を傷めてしまう可能性もあります。なるべく、雨水が長時間床に触れ続けることのないよう、バケツで雨水をキャッチしておくと安心です。

また、バケツ内にペットシーツや雑巾を敷いておくことで雨水のハネおよび音防止にもなります。

バケツの中が雨水でいっぱいになったら、適宜洗面所や風呂場、屋外などへ捨てて、再度雨水が落ちてくる場所に設置しましょう。

ブルーシートで屋外の対策をする

ベランダからの雨漏りでは、ブルーシートでの対策がおすすめです。大きめのブルーシートでベランダ全体を覆うことで、ベランダからの雨水の侵入を防ぎやすくなります。

ブルーシートに落ちた雨水がそのまま排水溝へと流れるように、全体的にうまく角度をつけられると、雨水がブルーシートから漏れにくくなるためおすすめです。

なお、ブルーシートが風で飛ばされないように工夫する必要もあります。土嚢袋や布団干し用の大きな洗濯ばさみなどを使って、ブルーシートが飛んでしまわないように対策しましょう。

ベランダの排水溝を掃除して様子を見る

ベランダの排水溝にゴミが溜まっている場合は、排水溝を掃除しましょう。雨水がうまく排水溝に流れず、劣化している部分に雨水が侵入してしまっている可能性があります。

ベランダの排水溝は、落ち葉や虫の死骸、ホコリなどで詰まりやすい部分であるため、雨水がきちんと流れるように掃除しておくことが重要です。

排水溝に水が流れるようになれば、劣化部分への雨水の侵入を軽減しやすくなるため、結果的に室内にも侵入しにくくなります。

ミスタールーフでのベランダの雨漏り修繕事例

ミスタールーフには、日々雨漏りに関するご相談を頂いています。中でも、ベランダの雨漏りに関する相談は多く、ご家庭によってその原因や状況はさまざまでした。

ここからは、ミスタールーフで実際にご対応させていただいた事例をいくつかご紹介します。

雨漏りの修繕及び防水処理の実施

雨漏りの修繕依頼があった、川西市のとあるご家庭での修繕を実施しました。

ベランダに軽度な劣化が見られたものの、そこまで大きな規模の修繕が必要ないと判断できる程度でした。

そこで、当社では、ベランダに部分的な修繕を施し、さらに将来的な雨漏りのリスクを軽減するための防水処理も実施しました。

大きな修理を実施することなく、しっかりと雨漏りを改善でき、お客様からもコストパフォーマンスの高さについて喜んでいただけた事例です。以下、施工写真を掲載します。

雨漏りの修繕及び防水処理の実施

ベランダの防水が切れてしまっている状況で雨が建物内部に侵入してしまっております。

この劣化部分に以下のようにコーキング処置を施します。

ベランダ劣化部分のコーキング処理

その後、下塗り、中塗りを行います。

上塗りの合計三回塗りを終えて完成となります。

ベランダ劣化部分の修繕後

続いて、豊中市のとある家庭での事例です。こちらのお宅は屋上が陸屋根となっており、雨漏りがしているので雨漏り調査およびベランダ防水を施して欲しいとのご依頼を請ました。

調査の結果排水ドレン近辺からの雨漏りと判断し、ベランダ自体の劣化もみられましたので、お客様の今後のライフプランなどをヒアリングした上でベランダ全体防水のご提案をさせていただきました。

それでは、以下に写真を掲載させていただきます。

高圧洗浄で防水材のチェックをする画像

まずは防水材がきちんとつくように高圧洗浄をあてていきます。

続いて下地処理・下塗りを行います。

ベランダの雨漏り修理:下地処理の画像

下地処理・下塗りは見えない部分ではありますが、見えない部分こそきちんと施工しておかないと劣化が早まり、後々の雨漏りの原因ともなり得ます。

続いて中塗り・上塗りを行い完成となります。

ベランダの雨漏り修理:中地処理・上塗りの画像

散水テスト・雨を一度待った後、雨漏りがみられませんでしたので大工による天井復旧工事・クロス職人による内装復旧工事を行い無事終了いたしました。

まとめ

今回は、ベランダからの雨漏りについて取り上げました。

雨漏りと聞くと、屋根や外壁などが原因と思われがちですが、ベランダが危険であることに驚いた人もいることでしょう。また、ベランダの雨漏りの原因が複雑であることに意外性を感じた人も多かったと思います。

家の強度の低下まで起こり得る雨漏りは非常に厄介です。雨漏りの症状が見られたら、早めに修繕しなければいけません。

しかし、ベランダのような複雑な部分の雨漏りは専門的な知識のない人には修繕が難しいものです。雨漏りを完全に防ぐためにも、雨漏り修理のプロに相談をしましょう。

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会社名ミスタールーフ
住所〒561-0884 大阪府豊中市岡町北3丁目6−15
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対応エリア大阪府内、兵庫県内
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