今回は火災保険のお話となります。スレート屋根の割れに火災保険は適用されるのかどうかについて詳しくみていきたいと思います。
スレート屋根とは
まずは、スレート屋根についてご説明していきます。
スレート屋根は、コロニアルやカラーベストなどと呼ばれる場合もあります。様ざまな名称がついていますが、本ブログではスレートで統一させて頂きます。
さて、戸建て住宅で用いられるスレートは、セメントと繊維素材を混ぜて、薄い板状に成型した屋根材であり、厚さ5mmくらいの薄い板のような屋根のことです。以下の写真がスレート屋根です。
スレート屋根はその材質などから割れやすい屋根材となっておりまして、割れて知ったスレートは以下の写真のようになります。
スレート屋根の修理については、以下記事で詳しく解説しております。ご興味のある方ぜひご覧ください。
それでは、どのような条件で火災保険が適用されるのか?
次章では、適用条件について解説します!!
火災保険の適用条件とは?
スレートの割れが自然災害によるものだと火災保険が適用されます。
「経年劣化」は確実に保険が適用されないことを覚えておいてください。
「自然災害」および「経年劣化」この両者は見分けることが非常に難しいです。
この判断は素人ではなかなかできなく専門の鑑定人などでさえも判断基準に迷うことが少なくありません。
なので、まずは信頼できる屋根専門店に調査してもらい、火災保険の申請を行うことが良いと思います。
その後、鑑定人が実際に見に来て判断を下します。
では、以下に適用されるパターンについてみていきます。
台風の場合
台風・強風で小石などの飛来物が飛んできて屋根にあたる場合がございます。また、台風などで下からスレートが吹き上げられるとスレート自体がガタつきスレート同士がぶつかって割れることもあります。このような台風被害などは火災保険が適用されます。
雹(ひょう)害の場合
雹が降ってきて屋根材にあたることでひび割れを起こしてしまいます。
地震の場合
地震の揺れによってスレートが割れてしまう場合もございます。
この場合は、火災保険のオプションなどで、地震保険に入っていた人が適用されるようになります。
しかし、スレートの割れ数枚程度だと地震保険が適用されない場合もございます。
地震保険に関しては、基本的に地震後のお家の半壊や全壊の方が保険が適用されやすくなっております。
火災保険が適用されない場合
火災保険が適用されない場合とは?
以上、火災保険が適用されるパターンについてみてきましたが、ここでは反対に火災保険が適用されないパターンについてご紹介していきます。
踏み割れの場合
スレートのひび割れのほとんどが踏み割れと言っても過言ではないほど踏み割れは多いです。
これは主にリフォームの際に屋根を踏んでしまい、ヘアークラックといって細いクラックから経年劣化で大きい割れに変わっていってしまうパターンです。
踏み割れは、下地が脆くなっている部分を踏んだり、釘の打ち込みが甘いところを踏んでしまうなどで特によく起こります。
このような踏み割れの場合は火災保険が適用されません。
リフォーム時の施工不良
施工不良でひび割れが起こる原因としては、スレート屋根材に釘を打ち込み過ぎている場合や材料を落としてしまった、材料に物を落としてしまった場合です。台風で物が飛んできて割れるのも同じようなひび割れの仕方になるので判断するのが難しいです。
ですから、施工業者には必ず施工前・施工後の写真は撮っておいてもらうようにしておきましょう。
以上にみたようにスレートのひび割れは火災保険を利用して修理できます。しかし、それには条件が必要で必ず自然災害から発生したひび割れであることを覚えておいてください。
基本的に自身の判断は難しいと思うので、自然災害か経年劣化のいずれかで悩んだ場合はまず、火災保険の申請をしてみることをお勧めいたします。
その後に鑑定人などが来て保険が適用されるか否かが判断されます。
そして、申請前には写真付き報告書などが必要となってきますので、近くの屋根専門店にお電話しみて報告写真や報告書を作成してもらうのが確実かと思われます。
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