豊中市 屋根の修理・雨漏り専門店ミスタールーフ屋根博士による雨漏りうんちく④
2022.12.09 (Fri) 更新
助手の織田
豊中市のみなさまこんにちは!
屋根の修理・雨漏りを専門としておりますミスタールーフです。
今回も前回同様、屋根博士に雨漏りに関するうんちく傾けてもらいたいと思います!
それでは、屋根博士よろしくお願いいたします。
屋根博士
豊中市のみなさんこんにちは!
前回は、外壁からの雨漏りに関して事例写真を確認しながら目地にコーキングを施す重要性、さらには全体的に塗装をしなおす重要性に関してお話ししたことを覚えておるか?
今回はじゃのぉ、陸屋根からの雨漏り被害について話していこうと思う。
みなさんは陸屋根と言われてもあまり聞きなれてないかもしれないのでまずは、陸屋根とは何かを説明していこうかの。
陸屋根とは勾配のない平面上の屋根の事を指すんじゃ。ただし全く勾配がないわけではなく、排水に向かって勾配がつく、いわゆる排水勾配がついておるのじゃ。
ここ最近では、陸屋根の一軒家が以下にみられるようなメリットから多くなってきているのじゃ。
まず、屋上のスペースを自由に扱えることである。それは、洗濯物はもちろんのことガーデニングスペースなどそれぞれの趣味にも対応できる点となっておる。
次に、三角屋根とは違って簡単に屋上に上がれるということじゃ。つまり、屋根の修理や雨漏りの際に足場をかける必要がなく足場代の10~ 15万ほどが浮いてくるということなのじゃな。
最後に、家がスタイリッシュかつオシャレに見えるということじゃな。
助手の織田
なるほどです。屋根博士のうんちくを聞いてますと陸屋根はメリットだらけな気がしますね!これから私もお客様に陸屋根を勧めていくようにします!
屋根博士
まだそれだけで決めるのは早いぞ!
世の中にはまだ完璧なものはほとんどなくやはり何かしらのデメリットもあることを忘れたらいかんぞ。
もう少しわしのうんちくに付き合ってもらおうかの。
織田君も言ったように陸屋根のメリットは非常に魅力的なものじゃな。
じゃが、デメリットにも目を向けないといけんの。
陸屋根のデメリットは、まず、雨水が溜まりやすいということじゃな。
冒頭でもいったように、排水に向かって勾配がついているのみなので、雨が降った後、所々に水たまりができる可能性があり、溜まった近辺の防水などが切れてしまっているとそこから雨水が浸入する可能性があるんじゃ。例えば以下の写真をみてみよう。
防水がほとんど切れておりいつ雨漏りしてもおかしくない状態じゃのぉ。
実際にこの勝手口のキワ部分(写真赤丸部分)
ここ防水がきれてしまい、下の階の天井から雨漏りしていたのじゃ。
この現場では、コーキングを施し、ウレタン防水をすることで雨漏りがとまったのじゃ。
続いて、メンテナンスの頻度が多いという点が挙げられるのぉ。
陸屋根は主にウレタン防水やFRP防水が施されていることが多いんじゃが、これらの防水の寿命はおよそ10年ほどなのじゃ。三角屋根によく使用されているスレート屋根などの寿命が20~30年ほどと比較するとそのメンテナンス頻度が多いということが明白じゃの。
このようにして考えると陸屋根は一長一短あることが分かるのぉ。
こまめにメンテナンスする方には陸屋根はお勧めじゃが、あまりメンテナンスを行わない方にはお勧めできないのぉ。
助手の織田
本当に一長一短ですね。では、三角屋根はあまりメンテナンスに気を遣うことはないのでしょうか?
屋根博士
三角屋根ももちろんメンテナンスの頻度が少ないだけで、メンテナンスを怠っていいということではないぞ!せっかく三角屋根がでてきたので次回は三角屋根についての基礎知識について説明しようかの。
助手の織田
よろしくお願いします、屋根博士!
豊中市のみなさま、ここまでお付き合いありがとうございました。
豊中市の屋根の修理、屋根の葺き替え、雨漏りのご相談はミスタールーフまで!