【入母屋屋根】豊中市 屋根の修理・雨漏り専門店ミスタールーフ屋根博士による屋根に関するうんちく④
助手の織田
豊中市のみなさま、メリークリスマス!
屋根の修理・雨漏りを専門としておりますミスタールーフです。
今回は屋根博士に入母屋屋根に関するうんちく傾けてもらいたいと思います!
それでは、屋根博士よろしくお願いいたします
屋根博士
豊中市のみなさま、メリークリスマスじゃ!
屋根博士じゃ!
今回は入母屋屋根について説明していこうかの!
まず、以下の図を見ていただきたい。
「屋根に関する参考資料」(屋根工事|杉並区の雨漏り修理 荻田建築板金工業所 (biglobe.ne.jp))から引用
入母屋屋根は、日本の伝統的な家にぴったりな重厚感のあるデザインが特徴となっておる。
この屋根は、一般住宅のみならず、社寺建築にも採用されており、東アジアという広範囲でみられるものであるんじゃ。
屋根の形状は、上部に切妻屋根、下部に寄棟屋根の形状が重なりあっているものである。重厚感のあるデザインと呼ばれる所以もここにあるんじゃ。
切妻屋根については以下のうんちく記事を参照に
寄棟屋根については以下のうんちく記事を参照に
していただきたい。
それでは、入母屋屋根のメリット・デメリットについてみていこうかの。
まずは、メリットを以下に挙げようかの。
○耐久性がある
この点に関しては、寄棟屋根の耐久性をそのまま引き継ぎでおるということじゃ。
四面に屋根があることで雨から外壁を守る役割を果たしておるのじゃ。同時に、4方向をカバーする屋根面によって耐風性が強いことも忘れてはならんことじゃな。
さらには、耐熱性にも優れており、夏場でも比較的涼しく過ごせることがメリットとして挙げられるんじゃ。
○通気性がある
上部が切妻屋根の形状となっている入母屋屋根は、高低差のある構造上から屋根裏(小屋裏)が広く設定されておる。屋根裏が広く設定されているということはそれほど通気性もよいので下地などの腐食、ダニやカビを発生させにくくする効果があるんじゃ。
続いてデメリットについてみていこうかの。
○雨漏りがしやすい
まずは、雨漏りがしやすいという点が挙げられるのぉ。先程から入母屋屋根は重厚感があると言っておるが、複雑な構造だからこそ重厚感がでるんじゃ。しかしこの複雑な構造が雨漏りリスクを高めることとなるんじゃ。入母屋屋根は構造上、「合わせ」と呼ばれる各部品の接合部分が多く、その接合部分にどうしても生じてしまう小さな隙間が雨漏りを発生させるリスクを高めるのじゃ。
また、雨漏りが発生した場合、合わせ部分が多いのもありどの部分から雨水が侵入しているのかを見つけることが困難であり、雨漏り診断にも時間&コストを費やしてしまう可能性が高いのじゃな。これは次のデメリットであるコストがかかるとも関連しておるな。
○コストが高くなる
先程の話とも少し重複する部分もでてくるが、入母屋屋根は複雑な構造をしているため工期が長くなってしまうのじゃ。また、近年では入母屋屋根の構造をきちんと理解していない職人さんが多いということじゃ。というよりは入母屋屋根を扱ってきた職人さんたちがいなくなってきたと言ったほうが正しいじゃろうな。こういったことから少し特殊な作業となってきているのじゃ。
また、屋根面積が大きくなってしまい、その分の材料代がかかってしまうこともコストが高くなってしまう原因じゃろうな。
○耐震性の問題
最後に耐震性の問題が挙げられるのぉ。
二種類の屋根の形状を複合させている入母屋屋根は、面積が大きくなりその分瓦を多く載せるのでどうしても重くなってしまうのじゃ。
それによって地震の際などに、屋根材が崩れ落ちたり、ひどければ家が半壊、倒壊してしまう可能性が大きくなってしまうのじゃ。
しかしじゃの、この点に関していうと、近年軽量の瓦や金属屋根材などがでてきているのでそれらに葺き替えることで解決することができるんじゃ。
ワシが育った家も入母屋屋根じゃったので何か懐かしい気持ちになるのぉ。
昔は田園風景が広がっており、そこに日本の伝統的な入母屋屋根の家がぽつぽつと建っておってのぉ‥
助手の織田
博士そろそろお時間が‥
屋根博士
おぉ、懐かしくなってつい話し込んでしまったのぉ。
助手の織田
屋根博士、次回はどういったお話(うんちく)をしてくれるのでしょうか?
屋根博士
そうじゃのぉ、屋根の代表的な形状の話はしていったので、次回からは屋根の材料に注目して話していこうかのぉ。
助手の織田
瓦とかスレート屋根とかですね!
楽しみにしています。
豊中市のみなさま、それでは次回の博士のうんちくまでお待ちくださいませ!
豊中市の屋根の修理、屋根の葺き替え、雨漏りのご相談はミスタールーフまで!