【弱い?強い?瓦とは】豊中市 屋根の修理・雨漏り専門店ミスタールーフ屋根博士による屋根の材料に関するうんちく③
助手の織田
豊中市のみなさま、こんにちは!
屋根の修理・雨漏りを専門としておりますミスタールーフです。
今回は、前回の続きである、瓦について屋根博士にうんちくを傾けて頂こうと思います!!
それでは、屋根博士よろしくお願いいたします。
屋根博士
豊中市のみなさん、屋根博士じゃ!
前回は、和瓦・洋瓦について、その中でも主にフランス瓦であるジェラール瓦に注目して説明してきたのぉ。
今回は、日本における洋瓦の発展についてみていきたと思う。
日本三大瓦の生産地である三州において高須金之助という人物がフランス瓦を造るために工場を建設し製造に取りかかったんじゃ。
その直後に、株式会社を作るという計画が生じ高須もその計画に参画したのじゃ。この会社の目的は、洋瓦を造って海外に輸出しようというもので、「日本洋瓦」という社名が付けられたんじゃ(1917年設立)。
同社は、フランス人技師を技師長とし、経営陣にもフランス人が参加したんじゃな。
当初は売り上げがそれほどなかったみたいじゃが、そうこうしてるうちに、フランス瓦の人気が上がってきたんじゃ。さらには、輸出まで行うようになったみたいじゃの。
このようにして、日本人の手による洋瓦が作られていったのじゃ。このフランス瓦をモチーフに日本で作られたものをF形瓦と呼ぶんじゃ。
(F形瓦の特徴/三州瓦の特徴/三州瓦の紹介/瓦Web・愛知県陶器瓦工業組合 (kawara.gr.jp)から転載)
なので、日本でフランス瓦を使いたい場合は、フランスから輸入するか、フランス瓦取扱店で頼むか、F形の瓦を使うかじゃ。
続いて、洋瓦のもう1つの種類である、スペイン瓦(スパニッシュ瓦)、S形瓦についてもみていこう。
こちらも大正期(1912~1926年)に日本に輸入されて以来、日本でも制作されるようになったのじゃ。これもやはり三州において真っ先に製造されるようになったんじゃ。フランス瓦同様、スペイン瓦をモチーフに日本で製造された瓦をS形瓦と呼ぶんじゃな。
(S形瓦の特徴/三州瓦の特徴/三州瓦の紹介/瓦Web・愛知県陶器瓦工業組合 (kawara.gr.jp)から転載)
スペイン瓦は、竹を割ったような形の半丸の形で、日本のS形瓦は、半丸の瓦をつなげたアルファベットの「S」のような形をしているんじゃ。
フランス瓦、スペイン瓦両者ともそれぞれの国の粘土で作られているんじゃ。
助手の織田
少しこんがらがってきましたね…
屋根博士
うむ、瓦は世界的に古来よりあるものでその国によっての特徴などもあるのでこんがらがりやすいのぉ。
続いて、洋瓦のメンテナンス方法について説明しよう。
洋瓦も和瓦同様、基本的に耐用年数が50年程と言われておる。
瓦のズレなどは和瓦同様注意しておかないと、ズレた部分から雨漏りなどを引き起こしてしまう可能性があるんじゃな。和瓦と違う点は、漆喰部分の剥がれ現象が起こりやすいという点じゃの。
助手の織田
博士今回もありがとうございました。基本的に瓦は耐用年数が長いけどメンテナンスは定期的に行わないといけないということですね。
屋根博士
うううむ、、、何かすごい簡単に纏められているような…苦笑
まぁよいわ、何回も読み返して勉強してくれい。
助手の織田
はい、博士!それでは、豊中市のみなさん、次の回までさようなら!
豊中市の屋根の修理、屋根の葺き替え、雨漏りのご相談はミスタールーフまで!