スレート屋根には塗装が必要?屋根専門店が正しいメンテナンス方法をご紹介|豊中市の屋根修理・雨漏り専門店ミスタールーフ
豊中市の皆様こんにちは!
大阪府豊中市にある屋根工事・雨漏り修理専門店のミスタールーフです!
今回はずばりスレート屋根には塗装が必要なのかどうか?という点について解説していきたいと思います。
①スレート屋根の構造と寿命
過去のブログと重複する点もございますが、スレートは、セメントと繊維質の素材を主原料とし、練り混ぜた生地を薄板状に成形・加圧して製造したもので、スレート自体に防水性能はないですが、上から塗膜をすることで防水性を担保しています。
上記写真がスレート屋根です。
スレート屋根の寿命は一般的に15~25年(瓦約50年、金属屋根約25~30年)といわれておりまして、年月が経つにつれて防水機能をはたさなくなり、メンテナンスが必要となってきます。
②スレート屋根に塗装は基本的には不要
現在、国内において唯一スレート屋根材を販売している会社、ケイミュー株式会社が出している施工会社向けの施工マニュアルや施工後のメンテナンス方法に以下のように記載されております。
●再塗装の目的は、美観の維持向上です。
●再塗装をして頂かなくても、屋根材の基材の特性・防水性への影響はありません。
●誤った塗装(施工方法)は、雨漏れ等を引き起こす原因となります。
(ケイミュー株式会社(2023)『屋根材 グランネクスト/カラーベスト 設計施工マニュアル』274頁参照)
なんと販売メーカーが美観目的のみと謳っているいるのですね。
さらには、誤った方法で塗装すると雨漏りの原因になるとまで記載されております。
とはいえどもなぜ塗装していけないか、雨漏りの原因になるのか、に関する理由が掲載されていませんので以下に見ていきます。
③スレート屋根に塗装が必要ない理由
雨漏りとの観点からスレート屋根に塗装は必要ありません。
そもそも屋根材は一次防水といわれます。一次防水は雨漏りとの観点からみると実はそれほど重要ではなくて、むしろ屋根材の下にあるルーフィングと呼ばれる防水シート(下葺き材)の方が重要なのです。
スレートはスレートの上部に釘を4本横並びに打ち込んで貼っております。
そのため、スレートは構造上、上下左右にすき間ができてしまうのです。
このすき間には、雨水が入り込むと同時に、すき間に入り込んだ雨水を排水させる役割があります。
なので、構造上雨水はスレート屋根の下の防水シートを通過しています。
なので、一次防水である屋根材を塗ろうが塗らまいが、塗装自体に防水紙の性能をあげる効果をもたないので特に雨漏りとの観点からみると意味がないのです。
もし、ご自宅が雨漏りしているのならばそれは、屋根材の割れやめくれでむき出しになった防水紙の劣化が原因の可能性が非常に高いです。
④屋根に対する塗装が雨漏りの原因に?
塗装のが雨漏りの原因になる、といった点ですが、これは、塗装すると必ず雨漏りをするということではなく、間違った施工方法で屋根を塗装することで雨漏りしてしまうということです。
間違った施工方法それはずばり、塗装する際に隙間を作らず密着させてしまうことです。
上でも書いたように、スレートは構造上、隙間から雨水を排水するようになってますのでその排水口を塗料で塞いでしまうと雨水の逃げ場がなくなってしまい雨水がたまった状態になるわけですね。
なので、塗装する際は必ず、タスペーサーという隙間をあける材料を使用するか縁切りを行ってもらうようしてください。
また、スレート屋根の種類によっては絶対に塗装してはいけないものもありますので別の機会でごご紹介したいと思います。
⑤スレート屋根の最適なメンテナンス方法
以上でスレート屋根に塗装があまり意味のないといことをみてきました。
では、スレート屋根をメンテナンスするにはどういった方法があるのかといいますと過去のブログにも書いておりますが、部分補修、葺き替え、カバー工法となります。
この中でもミスタールーフ-がお勧めするのは金属屋根のカバー工法となります。
理由は、葺き替えに比べて費用削減・工期短縮となることからです。
また、金属屋根の寿命は25~30年といわれておりますので、長持ちもします。
カバー工法について詳しく知りたい方はお気軽にミスタールーフまでお問い合わせくださいませ。
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