台風で屋根は飛ぶのか?その原理を解説|豊中市の屋根修理・雨漏り修理専門店ミスタールーフ
2023.06.08 (Thu) 更新
台風で屋根は飛びます!
みなさんこんにちは!
大阪府豊中市にある屋根工事・雨漏り修理専門店のミスタールーフです!
今回はタイトルにもあるように、台風で屋根は飛ぶのか?という点について解説していきたいと思います。
結論から申し上げますと残念ながら、台風で屋根は飛んでしまいます。
実際に2019年に発生した台風19号は関東や東北、とりわけ、神奈川県や静岡県に甚大な被害をもたらし、該当地域の人々は、停電や川の氾濫のみならず屋根が飛んでしまうなど様ざまな被害を被りました。
では、どのような条件下で屋根が台風で飛んでしまうのでしょうか?
以下、屋根材別にみていきたいと思います。
屋根材別にみる台風被害
屋根材が飛ぶ条件
ここでは、どのような条件が揃うと屋根が飛んでいってしまうのか、という点につき屋根材別に解説していきます。
瓦屋根
瓦屋根は重たく重厚感もあるので一見飛ばなさそうに思えますが、しっかりと飛んでしまいます。
風速25m/秒になると瓦が屋根から剥がれて飛んでいく危険性を孕んでおります。
その原因として、漆喰の劣化、瓦のズレが挙げられます。
漆喰は雨漏りを止める役割もありますが、瓦同士を接合させる役割も担っております。この漆喰が劣化してしまうと瓦のズレが生じてしまいますので飛んでいく可能性が高くなります。
また、瓦がズレることで、隙間ができてしまいその隙間に強風が入ってしまい、捲れあがるという原理です。
さらに、旧工法ですと、「土葺き」なので飛ぶ確率がぐんと上がります。
土葺きとは、土の上に粘土を敷き、それによって瓦を固定している工法です。
現在、新たに家を建てる時は、土葺きは採用されておりません。
スレート屋根
日本のお家の約半数ほどがスレート屋根といっても過言ではございません。
スレート屋根が台風によって飛んでしまう条件は、棟板金の劣化です。
スレート屋根の棟には板金が使用されており、板金を止める際の釘が劣化し、抜けてきているところに強風がきてしまい、棟が飛んでいくというパターンが多いです。
また、スレート屋根は、セメントを材料としており、水を吸収しやすく、劣化したスレート屋根は塗膜も劣化しておりますので雨を吸収してしまいます。その後、天気の日に急激に乾燥することによって、いわゆる「スルメ」みたく反ってしまいます。反った部分に強風が当たってしまうとそのまま捲れ、飛散してしまう可能性が高いです。
金属屋根
金属屋根の場合は、上でもみたように棟板金の飛散や金属屋根の飛散がみられます。
飛散の原因は、下地の劣化によるビスの抜けです。
金属屋根は基本的に木下地にビスで固定する工法ですので、下地自体が劣化していくとビスが緩まってしまいます。そこに強風が吹いてしまい、屋根が飛散してしまいます。
どの屋根材でも飛んでしまう
以上、代表的な屋根材をみてきましたが、結論をいいますと、どの屋根材でも飛散してしまう恐れがあるということですね。
台風がこなくとも、経年劣化が激しい屋根の場合は強風でも飛んでいってしまう可能性がございます。
今回のブログでは、屋根材が台風で飛ぶ原理をご紹介しましたが、次回はその対策についてみていきたいと思います。
ミスタールーフでは、代表自ら雨漏り診断士や自然災害調査士の資格を有しており、数々の雨漏りを止めてまいりました。豊中市・池田市・箕面市はもちろんのこと大阪府全域で活動しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
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私が担当しました!
代表
織田康孝ODA YASUTAKA
- 地域の皆様へ
- 皆様はじめまして。
私は、豊中市を中心に屋根の葺き替え・カバー工事を行っておりますミスタールーフ代表の織田康孝と申します。
私は1990年11月8日生まれで、小中高では遊びに遊び日々を送っておりました。
何とか大学には進学したものの、大学では、外国語学部に在籍することになりました。大学では、英語を学修するのかと思いきや、まさかのインドネシア語を専攻し、なんと同国に留学する機会をも得ることができました。
留学先での経験が私を歴史の世界へと誘い、日本とインドネシアの関係史をもっと学びたい!と思うようになりました。
その勢いで大学院に行き歴史学を専攻し、博士課程まで進むこととなり、現在でも大学の非常勤講師をさせて頂いております。
そんな私がなぜ屋根専門店の代表を務めているのか?
と疑問に思われるかと思います。
実は、元々家業が工務店でして、大学院修了間近に父から稼業を継いで欲しいと言われ、「一度やってみるか」という正直軽い気持ちで始めたものでした。私の家業である工務店ではお家まるごとリフォームなどもやっておりまして、大工さんから電気屋さん、水道屋さん、クロス屋さん、もちろん屋根屋さんなどなど多岐に渡るパートナーさんとご一緒させていただくことが多く、建築のイロハをパートナーさん達より教わりました。
リフォーム業に従事していますと「自然災害による屋根被害」、「自然劣化の屋根からの雨漏り被害」の現場が多く、一度雨漏りしてしまうと大事なお家の至る所に被害(例えば天井・壁にカビが生える、耐震性が弱まるなど)が生じることに気づきました。
仕事を行うまでは、屋根を気にしたことがなかったのですが、雨漏り被害などに遭遇する度に屋根の重要性に改めて気付かされ、最終的には、屋根の世界に魅了されていきました。
こうなってしまうと私の探求・深堀癖が出てしまい、「屋根そのもの」について施工方法はじめ屋根の歴史に至るまで「現場での実践」と「屋根に関する書籍」両視点から学修するようになりました。
今となっては屋根があるのは当たり前、かつ誰もが屋根を気に留めることは無いと思われます。
しかし、例えば縄文時代では、竪穴式住居で草葺・茅葺などで屋根を作り雨や外敵(動物などなどから身を守るといったことから縄文人は、屋根を重要視していたように思われます。現代においては、外敵は流石にないですが、雨はもちろんのこと自然災害、最近ですと阪神淡路大震災や東日本大震災などをはじめとして2018年近畿地方を襲った台風など様ざまな災害が起こっている中、南海トラフ巨大地震なども控えている状況です。
こういった状況だからこそ私たちは今一度防災の意味も込めて屋根の重要性に目を向ける必要があるのではないでしょうか。
このように、屋根に関する歴史・知識・現場での実践を深化させていくことで屋根の重要性がより浮き彫りになり、「屋根修理専門店」を早急に作らないといけない!!という気持ちになり、屋根修理専門店をオープンすることといたしました。
最後まで読んでくださった皆さまもぜひ一度ご自宅の屋根に注目しひび割れがないか、苔が生えていないかなどご確認ください。少しでも気になるところがございましたらミスタールーフまでご連絡頂けますと、すぐにお伺いさせていただきます。
今後ともミスタールーフを宜しくお願いします。 - 所有資格
-
- 雨漏り診断士
- 自然災害調査士
- 石綿作業主任者
- 石綿建材調査者
- インドネシア語技能検定C級