豊中市 O様 雨漏りに伴う屋根一部修繕工事
2024.01.20 (Sat)
豊中市 O様邸 施工データ
工事内容 | 瓦一部葺き替え工事、棟一部修繕工事、板金取付工事、瓦ズレ修繕工事 |
---|---|
築年数 | 築30年以上 |
施工日数 | 4日間 |
工事金額 | 33万円 |
メーカー・商品 | 自社制作板金 |
お客様のご要望
今回ご紹介するのは、天井からの雨漏りに伴う瓦葺き替え工事のご依頼いただきましたお施主様のお家をご紹介いたします。
HP・チラシを拝見くださりお電話いただきました。
お電話にて2F天井からの雨漏りに困っているとのことをお聞きし、早速現場調査にお伺いさせて頂きました。
2F天井からの雨漏りとのことでしたので屋根からの雨漏りと推測し、調査道具を積み込みすぐさま現場へと向かいます。
現場に到着ししっかりと見させていただきます。
担当者より
O様改めましてミスタールーフにご用命いただきましてありがとうございます。
今回現場調査をご依頼いただきまして実際に確認させていただきましたところ、室内天井に雨が漏っている形跡がみられました。
茶色くシミができている部分が雨漏りの形跡です。
室内での雨漏り箇所を確認した後、雨漏り侵入箇所であろう場所に移動します。
屋根は以下のような状況でした。
板金自体は特に穴などみられませんでしたが、次の写真のように、丁度屋根と屋根の取り合い部分に隙間が空いております。
恐らくこの隙間から雨が浸入し、下の階の天井から侵出しているものだと考えられます。
また、瓦のズレもあり、土もスカスカの状態でした。
そこで、板金付近の瓦の下地をやり替える必要があると思いご提案させていただきます。
O様に現場調査報告をさせていただき、O様のご自宅の状態やご希望の耐用年数、今後のライフプランなどをしっかりヒアリングした上でO様邸に合った工事内容をご提案させていただきました。
①、板金は現状のまま
②、屋根と屋根の取り合い部分の隙間は板金で処理する
③、雨漏り発生付近の瓦の下地をやり替える
加えて、下地をやり替えるということで棟も一部分修繕させていただかないと行けない旨ご了承いただきました。
それでは、以下に施工監督・施工職人の紹介および工事の様子をご覧ください。
私が担当しました!
代表
織田康孝ODA YASUTAKA
- 地域の皆様へ
- 皆様はじめまして。
私は、豊中市を中心に屋根の葺き替え・カバー工事を行っておりますミスタールーフ代表の織田康孝と申します。
私は1990年11月8日生まれで、小中高では遊びに遊び日々を送っておりました。
何とか大学には進学したものの、大学では、外国語学部に在籍することになりました。大学では、英語を学修するのかと思いきや、まさかのインドネシア語を専攻し、なんと同国に留学する機会をも得ることができました。
留学先での経験が私を歴史の世界へと誘い、日本とインドネシアの関係史をもっと学びたい!と思うようになりました。
その勢いで大学院に行き歴史学を専攻し、博士課程まで進むこととなり、現在でも大学の非常勤講師をさせて頂いております。
そんな私がなぜ屋根専門店の代表を務めているのか?
と疑問に思われるかと思います。
実は、元々家業が工務店でして、大学院修了間近に父から稼業を継いで欲しいと言われ、「一度やってみるか」という正直軽い気持ちで始めたものでした。私の家業である工務店ではお家まるごとリフォームなどもやっておりまして、大工さんから電気屋さん、水道屋さん、クロス屋さん、もちろん屋根屋さんなどなど多岐に渡るパートナーさんとご一緒させていただくことが多く、建築のイロハをパートナーさん達より教わりました。
リフォーム業に従事していますと「自然災害による屋根被害」、「自然劣化の屋根からの雨漏り被害」の現場が多く、一度雨漏りしてしまうと大事なお家の至る所に被害(例えば天井・壁にカビが生える、耐震性が弱まるなど)が生じることに気づきました。
仕事を行うまでは、屋根を気にしたことがなかったのですが、雨漏り被害などに遭遇する度に屋根の重要性に改めて気付かされ、最終的には、屋根の世界に魅了されていきました。
こうなってしまうと私の探求・深堀癖が出てしまい、「屋根そのもの」について施工方法はじめ屋根の歴史に至るまで「現場での実践」と「屋根に関する書籍」両視点から学修するようになりました。
今となっては屋根があるのは当たり前、かつ誰もが屋根を気に留めることは無いと思われます。
しかし、例えば縄文時代では、竪穴式住居で草葺・茅葺などで屋根を作り雨や外敵(動物などなどから身を守るといったことから縄文人は、屋根を重要視していたように思われます。現代においては、外敵は流石にないですが、雨はもちろんのこと自然災害、最近ですと阪神淡路大震災や東日本大震災などをはじめとして2018年近畿地方を襲った台風など様ざまな災害が起こっている中、南海トラフ巨大地震なども控えている状況です。
こういった状況だからこそ私たちは今一度防災の意味も込めて屋根の重要性に目を向ける必要があるのではないでしょうか。
このように、屋根に関する歴史・知識・現場での実践を深化させていくことで屋根の重要性がより浮き彫りになり、「屋根修理専門店」を早急に作らないといけない!!という気持ちになり、屋根修理専門店をオープンすることといたしました。
最後まで読んでくださった皆さまもぜひ一度ご自宅の屋根に注目しひび割れがないか、苔が生えていないかなどご確認ください。少しでも気になるところがございましたらミスタールーフまでご連絡頂けますと、すぐにお伺いさせていただきます。
今後ともミスタールーフを宜しくお願いします。 - 所有資格
-
- 雨漏り診断士
- 自然災害調査士
- 石綿作業主任者
- 石綿建材調査者
- インドネシア語技能検定C級
職人(瓦、板金葺き替え)
山本滋YAMAMOTO SIGERU
- お家の肝心要を造ります
- はじめまして。屋根職人の山本です。私は瓦屋根にはじまり板金屋根、スレート屋根、アスファルトシングルなど屋根の工事に関する事なら全てに対応しております。
工事をさせていただくからには必ず雨を漏らさないようにすること、風で屋根材を飛ばないようにすることを徹底しております。
屋根のことでわからないことがあれば何でも聞いてください!
工事写真レポート
棟&雨漏り発生箇所めくり
まずは、雨漏り発生箇所近辺の瓦ろ棟をめくります。
撤去後
瓦のめくりが終わると下地がみえます。バラ板を利用しているので、土が少なくなると下に雨が入ってしまう隙を作ってしまいます。下地貼り
コンパネ下地を貼ります。ルーフィング貼り
防水の最後の砦であるルーフィングを貼ります。ルーフィングが劣化すると下地に水が回り、雨の侵入を許してしまうので、見えないところこそきちんと施工します!
棟施工
漆喰を打ち、棟をつんでいきます。熨斗施工
熨斗をつんでいきます。板金取付け
隙間を埋めるために板金を取り付けます。
これで隙間に雨が入らないようにします。ラバーロック
もう一か所雨漏りしている部分の瓦のズレをコーキング材でラバーロックします。
施工完了
全ての工事が完了いたしました。
雨漏りも無事おさまりました。
O様、改めてこの度はミスタールーフにご用命ありがとうございました。
定期検診含め今後とも末永いお付き合い宜しくお願いいたします。