【屋根の材料】豊中市 屋根の修理・雨漏り専門店ミスタールーフ屋根博士による屋根の材料に関するうんちく①
助手の織田
豊中市のみなさま、こんにちは!
屋根の修理・雨漏りを専門としておりますミスタールーフです。
今回からは屋根博士に屋根の材料に関するうんちく傾けてもらいたいと思います!
それでは、屋根博士よろしくお願いいたします。
屋根博士
豊中市のみなさま、こんにちは!屋根博士じゃ。
今回からは屋根の材料について話していこうかの。
現在日本で使用されている屋根材は様ざまなものがあり、以下に代表的なものを挙げていこうかの。
①瓦
和瓦、洋瓦、セメント瓦、金属瓦、ガラス瓦など
和瓦は昔から日本で使用されていた屋根材である。耐用年数が50年以上で実際に100年以上前につくられた瓦も現存しており耐久性が高い。しかし、塩害には弱く、沿岸部や豪雪地域での使用には向いていないんじゃ。他の瓦など詳細は別の機会に話すこととするかのぉ。
②スレート
化粧スレート、天然スレート、波板スレートなど
化粧スレートは、カラーベスト・コロニアルなどと呼ばれることが多いんじゃがこれらは製品名であって、正式名称は化粧スレートじゃ。セメントと繊維素材を混ぜて、薄い板状に成型した屋根材であり、耐用年数は20~25年となっておる。デメリットとしては、定期的なメンテナンスが必要という点じゃ。
③金属
銅板、トタン(亜鉛メッキ鋼鈑)、ガルバリウム鋼板など
ガルバリウム鋼板は現在もっとも主流の屋根材で、金属屋根というとガルバリウム鋼板を指すことが多いんじゃ。アイジー工業のスーパーガルテクトという商品が有名じゃが、穴あき保証として25年保証が付けられており、耐用年数も25年~となっておるのんじゃな。デメリットとしては、瓦などに比べ雨音などがする点じゃ。
④シングル
アスファルトシングル、不燃シングルなど
アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませた後、その表面を石粒でコーティングした屋根材じゃ。少し前まで耐用年数は10~20年ほどといわれておったが、現在、開発技術の進歩により耐用年数が20~30年となったのじゃ。接着剤で屋根に固定していくため釘を打たなくても良いという観点から雨漏りの心配がぐんと減るんじゃ。また、軽く、錆ないというメリットもある。逆に、軽いがゆえに強風で吹き飛ばされやすいなどがデメリットとして挙げられるのぉ。
以上4つの代表的な屋根材に関しては、次回以降一つ一つゆっくり解説を行っていくので、ここでは簡単にメリット・デメリットを挙げておくに留めるぞ。
続いて、住宅金融支援機構から発表されている『フラット35住宅仕様実態調査報告』という資料をもとに屋根の材料の種類・使用されている材料の傾向をみていこうかの。
まず、『フラット35住宅仕様実態調査報告』を簡単に説明しておこうかの。
目的として、「【フラット35】の設計検査を受けた新築一戸建て住宅(木造軸組工法の住宅に限る。)について、実態調査を実施」しており、「住宅構造、基礎、耐久性仕様、 木造住宅の仕様、 外壁、 断熱工事、屋根、省令準耐火構造、 住宅性能表示制度」などを主な調査事項として掲げておるのじゃ(フラット35住宅仕様実態調査報告:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫) (jhf.go.jp))。
対象地域は全国で、対象期間は、「原則として平成29年4月1日以降にフラット35の設計調査の申請が行われ、合格したもの(調査数確保のため、平成28年4月1日以降に設計検査を申請した物件を一部含む)」(『フラット35住宅仕様実態調査報告』、1頁)となっておる。
1995年のデータをみると、粘土瓦27.4%、スレート46.4%、ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼鈑22.6%、その他3.5%となっておる。
それに対して一番最新のデータである2017年をみると、粘土瓦18.7%、スレート32.7%、ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼鈑37.8%、ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼鈑以外の金属板4.3%、その他5.2%、最後に屋根一体型太陽光パネル(%不明)が挙げられている(『フラット35住宅仕様実態調査報告』、56頁)。
上記データをみるとここ20年程で、屋根材の主流がスレートからガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼鈑に変わっていることが明らかじゃな。
以上に、屋根材の種類、新築で使用されている屋根材の傾向をみてきた。
次回は瓦屋根について話していくので楽しみにしておれ!
助手の織田
豊中市のみなさま、それでは次回の博士のうんちくまでお待ちくださいませ!
豊中市の屋根の修理、屋根の葺き替え、雨漏りのご相談はミスタールーフまで!